3月とこれから
3月はなんだかんだと事務手続きや帰省なんかで,あまり自分の数学を進めることが出来ず...
(忙しさに言い訳してたこともありました,こんなんで大丈夫か?)
大きくは,お疲れ様会,M1の最終セミナー,日本数学会2013年度会,登山家の特別講演.
それぞれについて少し書いてから,今後の進路,目標を書いていきます.
・お疲れ様会
3月中旬には,研究室の先輩方と先生で,M2の修論打ち上げが研究室として出来ました.
久しぶりのボウリングに,インドネシア料理,その後の早朝までの数学以外の様々な話.
かなり充実しました.
M2の先輩は4名居ましたが,それぞれに飛び抜けた特徴があり,とても1年間面白かった.
いろんな相談にも乗ってもらって感謝です.かなり助かりました.
次は自分たちがM2として,M1の方の相談に乗ることもあるのかな?と思うとなんだか複雑な気分.
それほどの知識があるとも思えないので,しばらくは怯え,逃げてる気がする(苦笑)
・M1の最終セミナー
12月から就活が始まったのもあり,なかなか予定通り組めずのM1のセミナー.
そのため予定していた箇所までの輪講がまだまだ終わっていません.
実は,この3月30日で,とりあえずの区切りがつけそうだったのですが,それも無理なことに.
Riemann-zeta関数のzero-free領域上の評価を用いて,素数定理に関係する$\psi(x)-x$のさらによい評価を得ようとしています.
最後はゼロ点分布に関わる$N(T)$について,少し学び終わります.
・日本数学会2013年度会
分科会には参加出来なかった(日程的な理由で.)ので,今回は昨年から大きな話題となった
「大学生数学基本調査」についての最終報告に参加して来ました.
正式には,教育委員会主催教育シンポジウム
「数学を通じて論理力を培うには--第一回大学生基本調査最終報告--」(詳細:こちら)
12月に参加した明治大学で行われた統計導入の話のときにお見かけした先生方も多く参加されていました.
いろいろと裏事情なども話していたので,あまりここでは細かいことは書きません.
しかし,数学教育はこうやって真面目に未来を考えている方が多くいて,シンポジウムを開き意見交換をする場を設けてくださる集まりがあることからも明るい未来だと,私は感じました.
ここで生まれた認識や意見が,日本中,もとい教育長,文部科学省に正しく,広く伝われば,もっと数学は重要な分野として認知されるのかなと思います.
(今気づきましたが,『日本 教育』で調べると,日本数学教育学会の方が上に来るのですね.
)
・登山家の特別講演
本でも有名な,「人生は8合目からがおもしろい」を書かれた登山家:田部井淳子さんのお話を聞いて来ました.
(名古屋市のページが削除されたみたいなので,簡単に説明すると
1時間は田部井さんのトーク,30分はスライドショーの計1時間30分の講演でした.)
僕は特に登山が趣味であるわけではなく,このタイトルになんとなく共感出来るところもあればそうでないところもあるなと思い,聞いてみようと思って参加しました.
会場は,女性会館ということもあってなのか,女性の割合が少し高めで(いや,こういう講演会に参加される人は女性の方が多い気が最近思う.),年齢層も高かったです.
20代,30代は両手で数える程度だったように思います.(満員で抽選だったので,抽選方式が分かりませんが...)
さて,内容ですが.多分本に書かれたことが多かったのでしょう.
先生のことを知っている人は,「そうだったわね」と言うような反応が多く,最初は「え,なんだか内輪話されると困るぞ...」と思いつつ聞いていました.
そこら辺は,話が上手でしたので,どれも想像できる良い話が聞けました.(会場よりワンテンポぐらい遅れることもありましたが...)
ただ,題名である「人生は8合目からがおもしろい」という部分に直接的に触れることはなく,先生の最近の活動経験から得たものがたくさんあると言うこと,新しく始めることへの最初の熱の話が具体的な事柄から感じれました.
具体的に8合目としているのは,先生の年齢的な意味であって,一般的な何かに対して言っているわけではないのだなと思いました.
(聞く前は,勉強や,数学の証明の話とか,そういうものにも結びつけているのかなと思っていました.)
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最近は,高校の科目:英語の授業進行を英語で行うことを義務付けたり,大学受験にTOEFLを義務付けようとしたり,東京大学が推薦入試を導入しようとしていたりと,教育はいつもいろんな方向に爆発しそうな問題を抱えていますね.
これらについては,英語教育に詳しい人達と話す機会があまりないので,その方々と話してから自分の意見も固めて行きたいと思っています.
(幸い,関東地方にそのような知り合いが何名か.)
私自身の進路もそろそろ考えるべきなのだろうなと思い,最近やっとまとめました.
昨年11月ぐらいから悩み,何人かの先生にも相談したり,経験を話して頂いたりもしました.
とりあえず,私にはお金がありません.それが第一の理由になるのは,本当は良くないことですが...
私の夢,目標は数学で論文を書くことです.
その夢のためには,時間とお金が必要です.
お金を稼ぎつつ,最新の研究に追いつく.そのために異動もなく,いくらか融通も効くであろう,私立高校の教員を今は進路として希望しています.
一番良いのは,どこかの私立大学の付属高校かなと思ってます.
また,教員1,2年目は忙しいと思うので,博士課程ではなくどこかの研究生として,施設を利用させていただこうと思っています.
なので,ある程度大きな大学に通うことの出来る地区の私立高校を考えています.
(今は,東京,千葉,埼玉,名古屋,北海道,京都,海外.)
この選択が一番良いと今は思っています.
これはまだ思いぐらいですが,35歳までに何も結果が出せなかったら,諦めるというわけではないですが,他の方面での活動を考えないといけないかなと思っています.
数学的な目標は,まだまだなので,早く書けるように頑張ります.
それでは,また.
(3月19日 高知城の桜.)
(3月19日 高知城のヤマブキ)
(3月20日 為松公園のツバキ)
(3月22日 鴨川の手前:ピンク雪柳と奥:雪柳)
(3月20日 四万十市の菜の花畑)
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